12年目
- 企画開発室
- 2023.03.11 Saturday
東日本大震災から12年目の朝を迎えました。
こんにちは。お久しぶりの赤鬼です。
私の叔父もそうですが、震災で亡くなった方は年忌法要、今年十三回忌を迎える年となります。
年に一度の帰省では少しずつ整備されていく街の様子を感じつつも
自分の思い出の中の景色との相違に戸惑いを感じて、思えば11年間一度も港の方へ行くことはありませんでした。
実家から徒歩5分の祖母の家があった場所には、何か見えない壁があるかのように目を向けられず
この土地で暮らす両親に問う事もせず過ごしてきましたが、昨年やっと一人で港をゆっくり歩いて見てきました。
なんとなくそういう気持ちになった。むしろなんとなくじゃないといつまでも行けなかったかも知れません。
岸壁はきれいに作りなおされて、防波堤は以前の2倍以上に感じます。
この防波堤のお世話になるようなことが起こらないことを祈りたいけれど、そういう訳にいかないのが釜石市です。
この高い高い防波堤に、どうか皆のことをしっかり守ってくださいねと、
願わずにはいられませんでした。
海とともに暮らす町。
地震が起こったときの行動は子供の頃から常に聞かされて育ちます。
『津波てんでんこ』とはまさにその通り、まずは自分が助かるです。
後のことはそれから。